パーキンソン病

パーキンソン病とは

動作がのろくなり手足が固くなって震えてくるなどの症状が、徐々に起こってくる脳の病気です。

若い人にみられることもありますが、老年者に多い病気です。


原因は

脳の黒質とよばれるところの神経細胞にレビー小体という特殊な構造物が出て、この細胞が減り、ドパミンという物質が減ってアセチルコリンという物質が相対的に増えてそのバランスがくずれてくると起こります。

なぜこの部分の神経細胞が減るかは不明ですが、いろいろな説があり活発に研究されています。


症状は

表情に乏しくなり声も低く抑揚がなくなります。

動作がのろくなります。

手足が固くなり、肘や膝の曲げ伸ばしに歯車がひっかかるような抵抗があります。

手足が震えます

歩くときに足が出にくく小幅歩行となり、坂道では立ち止まりにくくなります。


治療は

不足しているドパミンを補うためにドパという薬が使われます。

そのほかにもドパミンの働くところを刺激する薬などいろいろな薬が併用されます。

背筋や手足を伸ばし、リズムにあわせて体を動かすなど、リハビリテーションや日常生活での注意も大切です。