気管支喘息

気管支喘息とは

アレルギー反応によって肺の中で白血球から出た物質のために、気管支に慢性の炎症が起きる疾患です。

発作が起きると気管支が狭窄し、せき、喘鳴、痰の増加、呼吸困難などが出現します。

 


原因は

原因は不明ですがアレルギー反応を起こす物質には、家の塵に含まれるダニやその排泄物などが知られています。

気道感染、運動、刺激物吸入(タバコの煙など)、アルコール過飲なども誘因となります。

アスピリンや感冒薬、鎮痛薬で発作が誘発される人もいます。

 


家庭での注意事項は

環境を整備して発作の原因物質を除くことが大事です。

急激な運動など、発作の誘因を避ける必要があります。

最近はピークフローメーターという器具を購入し、自分の肺機能を毎日測定して自己評価をするという傾向にあります。

 


検査は

肺機能検査で気管支の狭窄の程度を調べます。

血液でアレルギーの検査をします。


治療は

気管支拡張薬、予防薬に分類されます。

一見治癒したようにみえても体質は変わらないので、普段から発作に備えて自分の状態を把握しておく必要があります。

発作時に気管支拡張剤の吸入を頻回に使用して、病院に行かずに済ませるのはもっとも危険です。